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コルカタから北上!初めてのインド寝台列車!

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コルカタから移動すると決めた翌日。
具合も良くなったので、電車のチケットを買いに外国人専用チケットカウンターへ。


インドを一周する。

それはインドへくる前から決めていたこと。

ただ、北からまわるか、南からまわるか、それは決めてなかった。

チケットカウンターに行くと、朝10時オープンにも関わらず、すでにすごい人の数。
私たち32番目で、結局、チケットを購入するまで2時間近く待った。

だけど、その2時間はけっこう楽しかった。

待ち時間中は主に、隣の席にいた一人でインドを6ヶ月旅しているスペイン人の女の子や、パキスタンの男の子と話をして過ごした。

スペイン人の女の子は、ヨガや瞑想が好きな子で、色々な情報交換をした。

パキスタンの男の子には、黒沢明監督の映画が大好きだった。
(インドで国籍を聞かれて、日本人だと伝えると、まず聞かれるのは黒沢監督のことか、3月11日に起きた地震のこと)

2人と相棒と話しながら考える。

さぁ、次はどこへ行こう?

なんとなく、心の中で決めていたけど、チケット次第。
この瞬間が私は好き。

行き先は、そのときのタイミングで。

チケットカウンタースタッフに3カ所の行き先を告げて、その中で空席や時刻、日程などを聞き、一番ぴったりな場所を次の行き先に決めた。


電車は翌日出発。
場所はコルカタから電車で27時間の場所にある北インドの

“Haridwar”

前日予約のため、120ルピー(180円くらい)上乗せだったけど、コルカタの宿代を考えれば安いもの。

それに、北は空気もキレイで自然もいっぱい。
療養するには最高の場所!

ということで、北へ移動。
コルカタの駅に向かい、電車に乗る。


駅まではタクシーで。

アジア!  



電車の表示↓

アジア!  





電車のチケットを手に、自分の座席を探す。
自分の名前を見つけ、列車に乗り込む。
(電車の外に白い大きな紙が張り出されてあり、そこに自分の名前と詳細が記されている)

自分の座席を発見したときは、出発の数分前。
すでに、5人のインド人男性が座っていた。

相棒と私をいれると7人になるわけだけど…

ううん!?
待てよ?

今回の列車は指定席の寝台列車で、3段ベッドのはず。

3×3だから、6人なはず…。
(席はひとつひとつ分かれているのではなく、長椅子になってる)


さらに、私と相棒の番号の場所にはすでに人が座ってる。




おかしい!!

座席の場所がランダムなのはヨシとしても、27時間の長旅、6人席の場所に7人もいるのは辛い。
ということで、ここは訪ねてみることに。


“あの、なんで6人席なのに、5人もいるんですか?”


5人がいっせいに私を見て、一人を指差し
“彼は向かい側の上段の席だけど、ここに座ってるんだよ”


へぇ、そういうことか。

って、席勝手に移動すんなや!

今、考えれば、座れるだけ感謝なインドでの列車。
(普通席は満員電車というよりも、それを越して、人がぎゅうぎゅうに詰められてる)
座席の番号を細かく気にする人などいないということを学ぶわけだけど、初めてな私は頭に“???”がいっぱい。

とりあえず、郷に従え(だよね?)ということで、おとなしく、座ることに。

が、しかし、3人席にミニマムではない私に+3人のインド人男性はどう考えてもギュウギュウ。
列車が発車してから5分後。

席からはみ出して座っていた私だが、27時間の長旅を考えると…

我慢できない!

“こっちの席に座りなよ”

と、何度も聞いてくれた相棒の申し出を断り、私と同じ座席にいる人たちに狭いと苦情を伝えることに。



“4人いたら狭い!” ←ストレート。


すると、インド人

“マジ?これ狭いわけ?”

ろいう感じで、びっくりした顔で私を見る。

人口が多いので、大量の人に慣れているのか、3人席に4人いるくらいヘッチャラらしい。
負けずと苦情。
とは言っても、本気で怒ってるわけでもないので、ちょっと面白く、変な顔して言ってみる。 ←インドで私の変顔はうけるのか!?


“せーまーいーーーーーーーーー” 


みんな爆笑して私を見る。

最初はぎょろっとした目で“なんだコイツ!?”といった感じで見てくる人も多いインドだけど、一度心を開くと、彼らはかなりフレンドリーになる。


“どこまで行くの?”
“それ忍者スタイル?”
(↑ビーサンに靴下というナウいファッションで居た私を不思議そうに見て)


ビーサン+靴下というアイディアが気に入ったのか、トイレに行くたびに私のビーサンを履いていた同じ席のインド人のおじさん。 ←勝手に。

”う○ちつけないでね!”って言うと、”大丈夫だよ!”とげらげら。



アジア!  




そこから少し世間話をすることになり、少し経ったあと、一人のジェントルマンが

“僕の席は一番上だから、そこに寝るのはどう?”

彼が指した方向を見ると、一番上のベッドが。

そっか。
一番下と真ん中のベッドは好き勝手に眠れないけれど、一番上は眠れるんだ!


“本当!?じゃあ、お言葉に甘えて♪わーい”

と、すかさず上段へあがる。
タイの寝台列車と違い、シーツや毛布などはない、ただのベンチだけど、バックパックを背もたれにして、寝袋に包まれば問題なし!

相棒もちゃっかり、私の席を取っていた向かい側の上段ベッドの人にベッドを譲ってもらったらしく、そこで横たわっていた。

なんだか和気あいあい始まった初めてのインド寝台列車旅。





これから27時間の長旅が始まる。




しかし、このときインドの列車はたいてい遅れて到着することを私たちは忘れてた。



初めてのインド寝台列車の旅!

アジア!  






インドのご飯。


インドの人はヒンドゥー教の人がほとんどだから、ベジタリアンも多い。
(チキンやマトンを食べる人もいます)

お肉食べないと言うと

”なんで肉食べないの?”
”変な宗教に入ったのか!?”  
”なんで魚は食べるんだ?”   

と、日本では肩身が狭い私ですが、インドはお肉を食べない私としては過ごしやすいです。
みんなに下痢するって言われて来たけど、全く平気。

食欲もりもりだよ!




私が特に好きだったのが、ベジタブルロール。

マッシュポテト、野菜を包んで食べるもの。

お店によって異なるけれど、値段はだいたい10ルピーから。


私が好きだったベジロール屋さん↓

アジア!  




インドのポストカード。


コルカタを中心に活躍するフォトグラファーさんのポストカード。
一目惚れして購入。
家族や親友を思い出した。

アジア!  







インドで感じたこと。


コルカタ滞在中に見つけた新聞の記事。
(ショッキングな画像なので、苦手な方は飛ばしてください)








インドのとある場所で、人力車の男性がテロにあったというニュース。
荷物を届けて欲しいという男性から20ルピーを受け取り、目的地まで走っている最中に小包が爆発し、彼は被害にあったとのこと。
新聞には下半身がなくなった写真、彼の証言、そして、この事件のすぐ後に彼が亡くなったことが書かれていた。

悲しかった。
ショックだった。



アジア!  









人の命の大きさは違うの?
人の運命は?

この記事でも感じる。
インドでいろんなものを見てる。


インドに来てからずっといろんなこと感じてる。


平等って何?
生きることって?










コルカタ滞在費 (14日間)



宿代  2,400円
食費  2,000円
移動費 1,900円
手紙   200円
(寝台列車、約820円込み)

トータル 6,500円

※日本円→ルピーは、その日によってレートが違います。















インドの洗礼。

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インド列車の続きを飛ばして、今回は私の独り言。



オーストラリアに来て半年間。
英語もできなくて、自分じゃ何もできなくて、ずっと落ち込んでいた。
よく一人で泣いてた。

だけど、見つけたかった。
何かを。

日本で好き勝手やってきて、いろんなことを見失って、いろんな人を傷つけて、これじゃダメだって一人で外に出て、自分探しの旅とか言っちゃって、ただ逃げているだけだ。
小さい頃から好きなことをやって、お金も稼げて一人で好きに生活できて、調子に乗っていただけで、本当の私は一人では何もできない。


これじゃダメだ!

自分の価値観や世界観を変えたかった。
生きている間に自分が出来ることを、したかった。




あれから数年。

今、また色々なことを考えてる。


前と違うことは、今の私はオーストラリアにくる前より、少しだけ成長してることと、インドの山奥で下痢ぴーぴーということ。


風邪治ったと思いきや、インドの洗礼受けたぜ。
やるな、インド。



しかし、寒いの苦手なのに、なんでここにいるんだろう?

だけどね、すべてがキレイなの。


こもっていろんなこと考えろって空が言ってくれてるんだろうな。
止まってられないぜ。


アジア!  



インドからありがとう!

facebookもブログのコメントも読んでます!
ありがとう☆

アジア!  

インドのタクシーはぼられるのが当たり前?

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コルカタからハリドワールへの続き。


※インドの洗礼を受けているので、外に出られず、ブログ中。


列車が発車してから28時間経過。
予定時刻を1時間過ぎても、まだ目的地には到着せず。
28時間乗車している間に、一緒の席だった人は一人降り、一人降り、最初の駅から一緒なのはたった一人になっていた。

3段ベッドの一番上が一番心地よいことに気づいた相棒と私。
真ん中は窓の真横で、寒い風がぴゅーぴゅー、下段は、風が入ってくる上、途中から乗ってくる他のお客さんたちがずかずかとベッドに座ってくるのである。
↑途中で起きて、はっと見たら、知らない人がいっぱいいて、すっごいビックリ!!


人の入れ替わりも多いので、荷物の盗難の可能性も高い。

私たちはシャムリー家族から、電車に乗るときはチェーンで荷物を固定して、持っていかれないように。これがインドの普通だからと助言されていたので、電車に乗る前日に、チェーンと固定する鍵を購入していた。

眠る前に荷物をチェーンで固定しながら、インドの普通と日本の普通、オーストラリアの普通を考えた。

例えば、日本だったら、こんな風に荷物をぐるぐるとチェーンで巻いてたら、逆にあやしまれる。
金の金棒でも持ってるのか?何運んでるんだ?って思われるだろう。
オーストラリアでもそうだと思う。
怪しさ満点。

でも、インドではこれが普通。
チェーンつけないと、荷物もってかれるのだ。

例えば、インドの普通。
こんなこともあった。

コルカタに居たときのこと。
シャムリーのお家から、サダルストリート(コルカタの安宿街)までタクシーに乗った。
たいていは120ルピーくらい。
(タクシーに乗る前は、宿にいるインド人などに、タクシーの相場を聞き、通常はいくらで行けるか覚えておく)

このときのタクシーの運転手のおっちゃん、見事に遠回りをし続け、サダルストリートに到着したときは、なんと倍以上する250ルピーになっていた。
日本円にしたら、安いけど、インドでは高いのだ!
(コルカタの街に詳しくないので最初は分からなかったが、メーターがどんどんあがっていたのに気付いた)

隣に居た相棒が
“通常よりも高いよ。遠回りしたでしょ?”
と言うと、おっちゃんは
“エイゴワカラナイネ”
と言い出した。
“120ルピーで行けるの知ってるよ。初めて乗ったわけじゃないもの”
すかさず、相棒が言うと
“ワタシ、ビンボウネ。オカネナイネ”
と、英語が分からないはずのおっちゃんが、お金がないと英語で言い、手を差し出し、金くれポーズをしてきた。

そのときの目が潤んでて、なんてお茶目なんだ!ちょっと、かわいいぞ!おっちゃん!と一瞬思ったが、ずるはよくない。

その後も、相棒も一歩もひかないし、おっちゃんもひかない。
この攻防戦は下手したら1年続くんじゃないか?という気持ちになる。

私はおっちゃんの遠回りで意味もなくタクシーに長く乗っていたので疲れていた。
(コルカタのタクシーは基本的にボロい&クラクションの嵐の中を走るので疲れる)
よっし、ラチが開かないので。
相棒とおっちゃんを残し、一人タクシーを降りる。

サダルストリートは一方通行になっていて、その入り口には警察が立っている。
私はそこまで歩いて行き、警察官に事情を説明し、タクシーまで来てもらった。
おっちゃんに120ルピー払い、おっちゃんと話続けていた相棒をタクシーからおろして、警察官に話をしてもらう。
ベンガル語のため、理解不能だったけれど、警察官のおっちゃんは“250ルピーは取り過ぎだ!”と言ってるようだった。

1分くらいが経っただろうか、警察官が
“もう十分にお金は払ったのだから、行っていいよ。運転手にそれ以上払わなくていい”
そう言った瞬間に、おっちゃんのタクシーも走り出し、どこかへ。
警察官にお礼を言い、宿に戻った。

こんな風にタクシーにやたらお金を払えと言われることも、少なくない。
人力車も、乗り合いタクシーも、観光客だと分かるとだいたい、ボッてくる。
これも、インドの普通。

だけど、必要以上に払うことはない。
そこは毅然とした態度で堂々と
“払わない!”と伝える。
ラチがあかないときは、第三者に加入してもらって話をつけるのが一番。
こういうとき、不思議だけど、英語ができなくても、ベンガル、ヒンドゥー語が通じなくてもコミニュケーションが取れるのである。
(インド人は人を助けることも好きなので、何か問題か!?と察知すると、知らないのに助けてくれたりもする)

だけど、悪い人ばかりではない。
ちゃんとしている人もなかにはいる。

インドだけじゃない。
どの世界にも同じようなことはある。


インドのドキュメンタリー映画でハっとした言葉。

人が多ければ、その分の生き方がある。
その分の意見があり、その分の道がある。
インドはそういう場所なのだ。

当たり前だけど、すごく心に染みた言葉。


と、そんなことをベッドでゴロゴロしながら考えてるうちに列車は目的地に到着。
あたりはすでに暗くなっていた。
コルカタから列車に乗って、29時間少し経っていた。

ハリドワールに到着した。






アジア!  

コルカタ写真

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写真がパソコンに取り込めたので、コルカタの街をご紹介。


コルカタは世界の地獄と言われた場所。
でも、実際に行ってみるとそんなことなかった。
確かに汚い。
ゴミも臭いもそこら中に広がってる。

だけど、地獄じゃなかったよ。




コルカタの街


2件目の安宿の目の前の通り。
インドではいろんな場所に洗濯物が干してある。

都会にも色がたくさん溢れてる。
カラフルが好きな私は、インドの色はとても好き。

アジア!  



朝のコルカタ。

洗濯物が町中にあるように、人々が町中で身体を洗ったり、洗濯をしている。
男性数人で集まって、道で肩を寄せ合って身体を洗う姿はやっぱり驚いた。

アジア!  



コルカタの屋台

タイの屋台よりは汚い。
カレーのニオイがぷんぷんするってみんな言うけれど、カレーだけじゃなかった。
チャイや色々なスパイスの香り。

屋台で食べた10ルピーのチャパティとダル、最高に美味しくて、おかわりした。

アジア!  




コルカタのバス

バス停ってどこよ!?
いつ乗り込むのよ!?
最初の感想。
走ってるバスに自分も走って乗る。
ときにはギュウギュウ。

でも、乗り込めたときの爽快感は最高なの。


アジア!  




コルカタの安宿

たいてい、こうやって柵がしてあった。
カラスや人間の侵入防止らしいけれど、私はまるで自分が檻の中にいる気分だった。
守られてるのではなく、捕らわれてる気分。

体調を崩して寝込んでる間にこの景色から色々なこと考えた。



アジア!  




ミスターラッシー

彼の作るラッシーは美味しくて、寝込んでるとき、何度もお世話になった。
相棒が探しまわってくれて、見つけてくれたのだけど、本当に美味しかった。
作ってるのを見せてくれて、さらに自ら”写真撮ってもいいよ”
インド人、お茶目で写真好きが多い。


アジア!  




マザーテレサ

昔、マザーテレサの言葉集をもらったことがあった。
彼女の素敵な言葉がたくさん詰まってる本で、その中でも一番好きな言葉があった。

コルカタのマザーテレサハウスの美術館に置いてあるたくさんのカードの中から一枚引いたら、私が大好きな言葉と同じ言葉がそこにあった。

鳥肌立った。
こんな偶然があるんだ。

でも、すごく嬉しかったし、何かが確信した瞬間だった。


アジア!  

神様のいる街 Haridwar

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コルカタから29時間かけてやっと到着した場所。
私の好きな場所に仲間入りした土地をご紹介!




Haridwar


この街はヒンドゥー教徒にとって聖なるガンガー(ガンジス川)源流の地。
ヒンドゥー教の神様を奉ったお祭りが開催されていたり、多くの巡礼者たちを見かけるよ。


こちら駅でございます↓
巡礼者や観光客が多く訪れる街なので、駅にも人がいっぱいいました。
夜中に発着する電車に乗る人用のリタイアルームもあったよ。

アジア!  




私が滞在中には街でお祭り?パレードが開催されてて、道には人がごったがえしていました。
メイクした象も歩いてました。

”お金を払うと象に乗れるよ!”

みんな象に乗って写真撮ってた。
タイでもそうだけど、なんでみんな象に乗りたいんだろう?

アジア!  




私がこの場所に来たかったのは、美しいガンガーを見たかったから。


“ハリ キ バイリー”

アジア!  


ヒンドゥー教徒にとって聖なる土地。

沐浴する人や祈りを捧げる人でにぎわっている場所。


29時間の列車の旅の後、バックパック背負って宿を探し、気付いたらすでに夜だったけれど、どうしてもガンガーを見たくて、ガッツで歩いた。
(夏服しかなくて寒くてプルプル)

初めて、この場所に来たとき、ちょうど満月でガンジス川がキラキラと輝いてたの。
長旅で疲れていたけど、その景色を見たら疲れが吹っ飛んだ!

とてもキレイで、川岸でみんな歌を歌っていて、祈りとともに掲げるキャンドルの炎と、ガンガーに流れるお供え物、声と風と月と人と、すべてがマッチしてとても美しかった。




バラナシには行ってないけれど、みんな口々に

“バラナシの水は汚いけれど、ここはキレイだよ。ここなら沐浴できるよ”

そう言う。

ここでは、冬の夜のガンジス川で、パンツ一枚で沐浴する人を多く見かけたよ。


しかし、ガンガーは流れが早い!
うかつにぽえーってしてたら、確実に流されちゃう!

よっしゃ!飛び込むか!と行きたいところだったけど、私は病み上がりのため、おとなしく、静かに眺めていました。



このときの満月の夜は特に人が多くいたけれど、平日でも沐浴する人や祈りを捧げている人で賑わってます。
毎日、夕方に行われる神様への礼拝はとてもキレイで、何度見ても人々の祈りに圧倒される。





インドに居ると、神様って?宗教って?
そう感じる場面に多く出会う。

そして、自分は何を信じるのか聞かれることも多い。


実際にコルカタにいるとき、シャムリーのお家での夕食の席で


“さおりは仏教徒?それとも他の宗教を信仰しているの?”

そう普通に聞かれた。

“宗教は何?”って聞かれることは。日本ではあまりない経験だったけれど、こうやってインドや海外にいると、そういう話題になることも多い。

そういうとき、私はいつもこう伝える。


“無宗教だけれど、神様がいることは信じてるよ。マザーテレサやダライラマ法王の言葉、ヨガ哲学も私にとても影響を与えてくれている”

そして、相手の宗教の話を聞くことも、とても勉強になる。
何かを信じること、彼らの哲学は私とまったく違う視点だから。

いろんな人の話を聞いていると、いろんなジンクスや哲学、信じる道があってすごく勉強になる。

何かを信じることはとてもいいエネルギーだし、人を強くする。



ちなみにHaridwarはインド人の観光客が多くて、外国人はすごく少なかったよ。
たまに隣街のリシケシ(ヨガの聖地と言われている場所)から、バザーに買い物に来ている白人のグループに会ったりしたくらいかな。

一日滞在して移動する予定だったけれど、街の雰囲気も好きで、宿もオフシーズンで安く(ハイシーズンだと1200ルピーの部屋が300ルピーになってた!!)ホットシャワーも使えたので、2日間滞在しました。
(コルカタの安宿ではホットシャワー使えず。←しかし、冬は寒い)

あ~~お湯が出るってなんてしあわせなんだろう♪
会いたかったよ!お湯さん!!

お湯が出たり、外で深呼吸できたり(コルカタ不可能)

インドに来てからも当たり前のことに感謝することが多い。



メインの通りは車やバイク、人力車で溢れていて、クラクションがうるさいけれど、バザー(マーケット)がある場所は静かで、観光客へのお土産(お参りに来たインド人向け)、ショール。洋服、ジュエリーなどが売られていて、比較的ゆっくり歩けるよ。





偶然見つけたショール屋さん。
コルカタの半分くらいの金額で質の良いショールが買える!

”かわいい!”

日本や他の国にいる家族や友人に送ろうかとも迷ったけれど、とはいってもインドだし、やっぱり日本のショールのほうがクオリティはいいしなぁ。
だったら、チベット難民のためになるチベットのストール買って送る方がいいかな。

うーむ。

と考える。
(その国にいると、すごくよく感じる物も、日本に戻ると“ありり?”だったりするんだよね)

色々と考えた結果、自分への防寒具として購入しました。
(冬服持ってないのに北インド来ちゃった馬鹿やろう↑)

アジア!  


インドの布地屋さんはお客さんと対面式に立って、商品を広げてみせるのがほとんど↑

予算や色などを伝えると棚からどんどん商品を出してくれる。
このお店では100ルピーからショールが売られていたよ。

ここでも私は

“安くして!”

とにかく、どこ行っても言う言葉。笑

でも、インドでは大切!
とくにマーケット。

観光客だ!と上乗せしてくることが多いから、相手が”えーーーそこまで!?”ってとこまで値切る!

それから、マーケットではだいたい同じ物を売ってるので、数件回って相場を知っておくこと。

色々とまわってると自然に”安くて良いもの”レーダーが育って、すぐに見つけられるよ!

ちなみに、私の行ったショール屋さんは、ディスカウントがないお店。

“そのかわり、他の店より全然安いよ!”

おじちゃま、自信満々だから

“本当!?もし他のお店のほうが安かったら、あとでディスカウントしてくれる!?”

と、聞くと

“おう!もちろんだ!”

と、やっぱり自信満々。

でも、おじちゃまの言うことは正しく、ここのお店が一番安かった。
インド人のお客さんでいっぱいだったから、これは!と思った行ったのが正解♪
(ローカルのお客さんが多いのもポイント)


街のほとんどは整備されていて歩きやすかった。
画像は整備中のバザーの通り。
(購入したショールとインド服←名前聞いたけど忘れちゃった!)


ちなみにインド服、マーケットで見つけて上下セットで激安の75ルピー(110円)で、地元の人に値段伝えたら、すごい安い!!って驚いてた。

オーダーして作らなくてもサイズぴったりで、着やすくて、何より暖かい♪


アジア!  





レストランも観光地にしては高いのかな?と思いきや、コルカタのレストランと値段はそう変わらず。
(サダルストリート付近にあるJoJo´sというレストランは観光客向けだけれど、値段も高くなく美味しい!私はベジタブルラップ(45ルピー)が大好きで、ハマりました)


こちらのレストランでは、チョーメンという焼きそばがすごく美味しかった!!
(日本の焼きそばみたいな感じ。味もソースっぽくて、カレーの味しないよ。カレーに飽きたらトライしてみて!)

アジア!  




レストランにいた他のお客さんとわきあいあい。

”インドに来てくれてありがとう!”

と気さくに話しかけてくる人や、カメラを持ってると写真撮ってー!っておどけてくる人もいる。


アジア!  








Haridwar (二日間)


宿代      440円
食費      400円
雑費      140円
洋服      360円
ショール    530円


トータル    1,870円








神を信じる人の集まる土地は、穏やかな人が多く、久々にのんびり過ごせた場所。
(コルカタでひいた風邪も完治!)


マーケットでの掘り出し物発掘と、何よりガンガーを見ることをオススメ!



























ヨガの聖地 リシケシへ

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ヨガの聖地リシケシへ

HaridwarからRishikeshへ。

アジア!  



移動は乗り合いタクシーで35ルピー。
(バスや電車でも移動は可能。ちなみみ、大きな荷物、バックパックを背負ってないと、25ルピーで乗せてくれる)

乗り合いタクシーは現地の人とおコミュニュケーションが取れるナイスな場所でもある。

ハリドワールからリシケシまで約1時間かかったんだけど、その間に相棒は一緒に乗り合わせたインド人のおじいちゃんに気に入られ、タクシーに乗ってる間ずっとガイドを受けていました。
帰り際には携帯番号までもらってた。笑




リシケシはヨガの聖地として有名で世界各国からヨガのクラス、ヨガティーチャートレーニングクラスを受けにくる人で一年中賑わっている。
ビートルズが訪れ、修行した場所とも言われていて、瞑想のクラスや哲学のクラスも多い。

“リシケシはかなり旅行者向けの場所だよ。
もしも、もっとのんびりしたいなら、もっと北へ向かった方がいいよ”

コルカタで出会ったスペイン人の女の子に言われた言葉。

街に来てすぐにそれは感じた。

いたる場所に“yoga”の看板が。



もともとは修行者の街だったリシケシ(今でも巡礼者や修行者は多い)
ヨガが世界的に広まり、有名になってからというもの、こんな山奥まで人が来ちゃうようになった。
人間てすごいよね、こんな場所まで見つけちゃうんだもの。
と、私もそのうちの一人であります。
ヒマラヤ山脈が見えるとはいえども、標高は350mちょっととのこと。


アジア!  



さすがに街の中に滞在するのは嫌だったので、街から数キロ離れた山の上に行くことに。

リシケシの街から2本の橋を渡って、さらに山奥へ行くのだけど、だいたい5kmくらい?
バックパック背負って歩いたぜ!!
(坂道で意外に大変なのよ)




途中の橋の上で。
美しき青いガンガーが見えると有名なだけあって、ガンガーはキレイ!

サルがいたるところにいる。
(サルに触るのは危険なので、注意!!)

アジア!  



街を歩いていると、日本語を話せるインド人もいっぱい。

“ヒサシブリ!”    ←ちなみに初対面。
“イラッシャイマセー” ←お店に入ってないのに。
“ヤスイヨー”     ←もちろん、安くない。笑


こうやって、現地の人が日本語を話せると、リシケシに日本人が多く来ることがこれで分かる。
(今の冬の次期は観光客は少なく、地元の人も年末年始はほとんど山から降り、リシケシから人がほとんどいなくなるそう)

一人のインド人が気さくに日本語で話しかけてきた。

“ネェ、オネェチャン、ヤドアルヨ”
“いくら?”
“700ルピー”
“ええええええ!!!高いよぉーーー!!”
”オフシーズンダカラヤスイ!!ソシテ、オマエ、ニホンジンナンダカラ、ヤスイダヨ“

日本人だけど、日本のエコノミックじゃないから”ヤスクネー”と英語で切り返し、ひたすら歩く、歩く。


やっと到着したのは山の中にあるコテージ!


ハリドワールでリシケシに長く滞在している白人カップルに偶然あって、オススメの宿を聞いていたので、そこへ。


受付でチェックインの手続きをするのにパスポートを渡すと

”僕が働いてから、日本人初めて来た!”

受付の男の子に驚かれる。

※滞在して数日後、日本人やアジア人の多くは街に滞在し、コテージの集まる山には白人が多く居ることを知る。

シティにはアジア人、自然の近くには欧米人。


なんとなく、シドニーを思い出した。

シドニーのシティには”アジア!?”と思うくらい、アジア人がたくさんいる。
だけど、海があるボンダイビーチやクージー、マンリーに行くと白人が多い。

各国のコミュニティもあるからだろうけれど、なんだかおもしろいなぁって思った。


しかし、ここのコテージ、想像以上に素敵!

街までは少しあるくけれど、山に囲まれていて静かで気持ちがいい!
しかも、100ルピーでホットシャワー付き!!イエーイ!天国!


さぁ、ヨガにメディテーションに…わくわくだー!!






ヨガの聖地到着の日の空はとてもキレイで、この先いいことがたくさんあるかのよう。

やっぱり空はいいな。

アジア!  




…が、しかし!!

落合、ヨガの聖地でピンチになるのであーる!

PR: 光熱費もストレスも減らします。

ヨガ 日本食 洗礼 ちーん。

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ヨガの聖地 リシケシに到着し、翌日の朝からヨガ!

朝起きたら少し寒かったけど、ヨガしたくてウキウキしていたのでへっちゃら。

山の近くは空気もキレイで深呼吸できて嬉しい!
(コルカタでは深呼吸不可能でした)

滞在しているコテージから、ヨガクラスまで張り切って歩く。






ヨガの聖地 リシケシ。

聖地だけあって寄付式のヨガクラスのほうが多いかと思いきや、その逆。

実際はプロモーションがすごい。

ヨガティーチャートレーニングクラスやヨガクッキング、霊気、瞑想などのクラスの広告が町中に溢れている。

ここに来れば、簡単にヨガ三昧の生活ができることは間違いなし。

道場も5日以上滞在すればヨガのクラスは無料のところもある。





”本物のヨギーはお金の話をしないよ”



私の大好きなヨガの先生がオーストラリアにいるときに、インドのヨガの話をよくしていてくれていたので、ヨガはドネーション式(寄付形式)のものを探してクラスを受けました。


もちろん、お金が重要なことも理解できる。

寄付金だけでは成り立たないという意見も聞いたことが何度もある。

オーストラリアでだってお金を払ってヨガティーチャートレーニングクラスを受けたけれど、だけどインドにいるからには寄付式のヨガを体験してみたかった。


クラスは4人。

ヨガ初体験の相棒も参加して、みんなで朝から呼吸法やストレッチ、瞑想などをする。

先生は見るからにヨガマスターって感じで、木笛も吹く。

呼吸の仕方を教えてくれて

”じゃあ、二分間続けて!”

と言った後に

”ピロロロローン”

と、笛を吹いてくれるので、心地よかった。


さらに、ひとつひとつのポーズ、呼吸の間にミニヨガ哲学を教えてくれる。


”アクロバティックなヨガをすることを目標とする人が多いけれど、それは本来のヨガをする目的とは違ってる。ヨガとは、そもそもはヒンドゥー教徒の修行の一部で、己を磨くためのもの。
アクロバティックなヨガをすることで、人と競ったり、人に見せびらかすのは本来のヨガからかけ離れてると私は思う”


先生が居る分、その数の意見もある。

生徒が居る分、その数の意見もある。


私は先生の意見も確かにと納得できるし、アクロバティックなヨガをする人を違うとも思わない。


人それぞれだから、自分のペースでやればいいと思う。


私は大勢のクラスの中に入るのではなく、少人数でのんびり自分のペースで同じポースをゆっくり呼吸をしながら繰り返し行うのが好き。

その朝のヨガは私にすごくあってました。


ちなみに、ヨガ初心者の相棒は、最後のポーズですごくリラックスし、そのまま寝てしまい、イビキをかくという始末。

”わーお!!信じられない!寝ちゃった!!気持ちよかったんだもーん!!ヨガ最高!”

と、感激していました。
(寝た人、初めて見た)




朝からヨガしてハッピーな私は街を探索。

ヨガマットやヨガマットケース、ヨガ本と、ヨガにまつわるものすべてが揃ってるリシケシ。

洋服も欧米人好みのデザインが多くて、ヒッピーテイストが好きな日本人の子もきっと気に入るだろうなーってものも多くあった!

私も気に入ったものが何個かあったけれど、この先の旅も続くから購入を断念。

今はオシャレするより、いろんな場所に行くほうが嬉しいし♪



リシケシの街中。

”リシケシはとてもシャンティだ”

話す旅人の多くの人がそう言う。

シャンティ=ピースフル、落ち着く、平和、休息


確かに、そう感じる。


ライフ イズ シンプル!がここにはある。

アジア!  



アジア!  




何時間歩いただろう?

もともと歩くのが好きだから、こうやって歩き回れることが嬉しい!
(しつこいようですが、コルカタで長時間歩きまわるのは不可能!)


途中に偶然訪れたスーパーで一枚の広告を発見。

”Cafe OKAERI”

日本食レストランだっ!!

隣を見ると相棒の目がキラキラ!!



”ミソスープ!!”


旅の相棒はみそ汁が大好きで、インドに向かう飛行機の中でも

”ミソスープあるかなぁ?ミソ買えるかな?”

と、インドに向かってるのにお門違いな質問を繰り返し

インドについてからも、日本人であろう人を見かけると

”ねぇ、あの人、日本人?ミソどこに売ってるか聞いて”

と始まる。


ということで、ミソオタクとともに丘の上にあるカフェ おかえりに行ってみることに。

カフェの扉をあけて驚き!

そこは太陽の光がキラキラと差し込む、とてもかわいいカフェ。

キッチン越しにカフェのオーナーとお話できるのも魅力のひとつ。



Cafe OKAERI


初めて訪れたのにも関わらず、オーナーさんはとても優しくて、短時間だったけれど、すごくリラックスできました。

オーナーさんがすごくいいオーラだからだろうなぁ。

アジア!  



相棒はもちろんミソスープを。

私は野菜いっぱいのスープとチャパティのセットを。

アジア!  


本当に美味しくて、何度も”美味しい”と叫んでしまったほど。

お味噌汁も手作りで日本の味がして美味しかった♪

ごちそうさまでした!

帰りがけ、相棒が

”味噌を買える場所はありますか?” ←お決まり。

と聞くと、なんと近場のスーパーにあるとのこと!!

ええええ!?こんな山の中に味噌あるの!?

それには私も驚き&喜び!

相棒、勢いづいたのか、目をキラッキラさせながら


”納豆も売ってますか!?”と質問。


さすがにオーナーさん


”納豆はないなぁ(;´▽`A``”

と困ってました。




リシケシへ行ったらぜひ! ”カフェ おかえり”

長期の旅人は久々の美味しい日本食にほっこり。
短期でリシケシを訪れている人も落ち着ける素敵な場所です★




美味しいご飯を食べたあとは、そのままスーパーへ味噌探し。

味噌を発見し、すぐさま購入。


ちなみに、リシケシでは”ミソ”ではなく”メソ”と呼ばれていました。笑


メソは日本のミソと同じ味。

野菜は市場で、なんと全部合わせて10ルピー!!

アジア!  



電気の棒(←名前分からず。お湯を湧かすもの)でお湯をわかし、お味噌汁をつくることに!

まさか、ヒマラヤ山脈のふもとの部屋のかたすみで、ミソスープ作るなんて。

かなりのテクだわ。笑



お味噌汁クッキング中に不意打ちで撮られた画像。

本当に窓際でしょ?笑

インドの旅中は相棒も写真撮ってくれるんだけど、ブレてるか、不細工か(写真の問題じゃない!?)目をつぶってるかという、まったく息の合ってない写真が多い。笑!!

アジア!  



窓辺で味噌汁作りながら、ふっと、ウルルを旅したときを思い出した。

コンロをあずき丸に積んで旅してる間、よく野菜スープを作ったなぁ。

夜は冷えるから、あのスープが本当にしあわせで、美味しかった。

空いっぱいの星を見ながらいただくスープは最高だった。

赤ワインにシナモンとレモンも美味しかったな♪




インドを旅してるとオーストラリアを思い出すことが多い。

オーストラリアが恋しくなることも多い。





お味噌汁にヌードルもいれちゃった。

インドの野菜、美味しい!

とくにキャベツは甘くて美味しかったー!!

アジア!  





ヨガも街探索も日本食も、味噌汁作りも成功に終わった一日。


なんて素敵な一日なんでしょ♪

さぁ。寝ましょう!

と思いきや、まだ8時。

小腹も空いてるし、ちょっと出かけますか?と近場の屋台で売られていたベジタブルハンバーガーを食べる私と相棒。

20ルピーであつあつの美味しいベジバーガーを食べながら、山を登ってコテージに戻る。


美味しい!



”ねぇ、インドでお腹壊して痩せるって不可能だよね?食べ物美味しいし、なんか逆に胃腸の調子が良い気がする”

”そうだよね。インドで痩せるの不可能だよ!!”


帰り道、のんきに私と相棒はスキップなんてしながらウキウキしてコテージに到着。









が。



数時間後、まさかのインドの洗礼が始まるのであった。


しかも、私にだけ。




詳細(次のブログは汚いです!)は続く。 ←え?続かなくていい?














インドで下痢。

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※今回のブログは汚い言葉が多々、出てきますので、お食事中の方、もしくは気分がすぐれない方は読むのをご遠慮ください。







ぐるぐるるーーーー!!
まるでテレビアニメの効果音。
何事かと思いきや、私のお腹の音。

早朝5時に目が覚めたと同時に始まったインドの洗礼。

トイレに駆け込み…

“ぎゃーーーーーーーーーーーーーー”

ここからネバーストップ。

30年近く生きてまいりましたが、こんなウ○チ初めて!!

むしろ感激。

何事も初めての経験は素晴らしい!
歳を重ねていくと、当たり前のことが多くなるから、初めてのことが起きるのはいいことであーる。


だけどもだけども、それも最初のうちはいいけれど、夕方になっても治まらないとなると話は別。

トイレに何度も駆け込む私。
本日の移動距離、ベッド→トイレのみ。

下痢のときは脱水症状になるから水を飲むべしと言われているが、寒くて水飲む気にもならない。
白湯を飲むが、それも受け付けなくなってきた。
食欲もない。

とにかく、一日眠るのみ。
翌日、治ることを祈って。




が、インドの洗礼は一日で終わらなかった。

翌日も自分のお腹の音で目が覚める。
これが自分の身体から聞こえる音なんて…ある意味すごい。
そして、トイレにレッツゴー!

トイレの中で考える。


何が起きてるのか。


答えが浮かばない。

下痢である。

インドで下痢になった。
食あたりを起こした。
病気になった。

などなど、インドを訪れた友人がみな、インドの洗礼にやられたと言っていたのを思い出す。


これか…
インドへ行く前に、facebookで友人が“下痢に気をつけてねー笑”みたいなメッセージを残してくれたのだが、15日滞在しても下痢しない自分にけっこう

“前世、インド人か?余裕だぜぇ!”

と、調子に乗ってた私。

きましたよ、すごいのが。

しかも、2日目のほうが具合が悪い。

昨日から続いてる下痢で体力消耗。
2日目はデトックス!
全部出しちゃえ!ということで、絶食。

ベッドに横たわる。
ドアから見えるヒマラヤ山脈が美しく、自分が下痢で寝てることがアホくさく感じる。

だけど、こやつ強敵。
だんだん、身体がしびれて来た気がする。


あの仏陀もインドで食あたりで亡くなったわけで…

私もこのまま死ぬのか。 ←仏陀と自分を結びつける恐れ多い馬鹿もの。
家族に会いたいなぁ。

と弱気になる。

北インドで下痢で寝込むもうすぐ三十路の落合。
旅行している最中に具合が悪いってなんて悲しいのだろう。
精神的にやられる。

寝てる最中も悪夢にうなされる。  ←散々。

たかが下痢、されど下痢。

昔の夢とか、親友の結婚式に出れない夢とか、とにかくなんだか悲しい夢ばかり見る。


寝るのやだー!!でも、外に出れない。
トイレがないところに行けないー!!

苦しむ姿を見て相棒が

“大丈夫?”

と言ってくれるのだが、相棒は逆に便秘で悩んでいた。

トイレに駆け込む私に

“うらやましい”
“なんで屋台でさおりだけお腹壊すの?”
“便秘の方が嫌。下痢に変わりたい”

とまで言い

“出ないよー”

と、空気を読めない発言を繰り返す。

こっちは出まくりで苦しんでるのに、オマエ、なんで便秘の話なんてするんだ!
と、若干ムッとするが、なんで美しき北インド、ヨガの聖地で、うんこのことでムッとしてるんだろう、私?と 面白くなり、笑えてくる。



あはははははは!!


笑えるが笑った振動でトイレに行きたくなる。

もーいやぁあああああ!!

もう、下痢、ミラクル。

笑ったり、苦しんだり、悲しくなったり、不安になったり…
家族のこと、友人のこと、日本でのこと、前の仕事のこと、オーストラリアでの旅、ワーホリの日々…
いろんなことが走馬灯のごとくバババババババーと脳裏によぎる。


ううううぅうううう。

ホームシックになり、ママにメールする。
弟にメールする。
が、配信不可能でメールが返ってくる。
なんでだ!!
お姉ちゃん、下痢でこんなに苦しいのに、なんでメール届かないんだ!!
弟は姉を忘れたのか!?
ブラコンの私はいじける。

あぁ、日本はヒーターとかあって、しあわせなんだろうなぁ。
コタツに入りながら、和菓子と緑茶で映画鑑賞。
好きなときに冷凍じゃない納豆食べれてうらやましいなぁ。

ベッドでいじいじ。 ←自分で勝手にインド旅行してるだけの人。


え?自分ってこんな人間だったの!?

下痢で苦しむ間、何度思ったか。  

ここまでくると人間の心理の神髄を感じる。
(下痢から、かなり世界観がでかくなる)

もしや…
これが修行なのでは!?
なんか悟っちゃうのか?

と、勘違いに近い前向きパワーは健在。

悟ったのか悟ってないのかは分からないが、下痢完治したころにはすっきり。
なぜか肌つるつる。
なんだか、気持ちもすっきりしていたのである。


下痢制覇! ←全国制覇みたいに言うな。
デトックス大成功! ←不本意でしたが。

今、思うと笑えますが、当時は本当必死だった。

体重計にはのってないけれど、多分、痩せただろうなぁ。


丸4日間、部屋にこもり下痢と格闘した私。
結局、3日目に下痢止めを飲んだのが大正解でした。




ああっ!
気がつけば、もうすぐクリスマスイヴ!!

なのに下痢の話って…私って本当、品がないわ。
すみません…。

でも、許して。
しゃーない。
これが私。
インドだし。だはは!!




ということで(どういうことで?)



みんな、素敵なクリスマスイヴを過ごしてね♪

インドから愛と感謝を込めて。


アジア!  




最後に一言。

インドに行く際は、念のための下痢止め持参をおすすめいたします!!

インドで想うこと。

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メリークリスマス!


とは言っても、私はインド。

今現在はマクロードガンジーというダライラマ法王とチベット難民の方々が住む土地の近くに滞在しているので、クリスマスという感じでもありません。

でも、インド人の旅行客も多く来ていて、サンタクロースの格好して気さくに

”メリークリスマス!”

と挨拶してくれるよ。


マクロードガンジーへの道のりはリシケシが終わり次第またアップします☆



ということで、まだ少し下痢の続き(もういいって?)


インドの洗礼で4日間寝込み、5日目、久々に街までお出かけした私。

わぁ、歩けるってなんて素敵なんだろう。
小鳥がチュンチュン鳴いてるぜ!
自然が私をウェルカムって感じだぜ!

と、下痢な日々から復活した私はウカれる。

でも、大目に見て。
本当に辛かったんだから、あの日々。  ←勝手に旅してるくせに。

ヨガの聖地でヨガできずに寝込む、この悔しさ。
ボランティアしにコルカタに行ったのに、汚染に負けて身体壊す、その虚しさ。

インドは思うように物事が進まない国である。

イライラしていたらもったいない。
落ち込んでも仕方ない。

気にしないで進むのが一番なのである。



これも修行のうちだな。  ←一体、何を目指してるのだろう。


ということで、すべて楽しむのがベター!


私の旅も予定は未定なわけで、インドだし、いろいろとしたいこともなかなか上手く進まないくらいが人生楽しいってことよ。

また次来たいって思えるし、何事もやり残した感があってうまくいかないくらいが、先にに繋がるからいいってことさ。


何事も願いが叶いすぎちゃうと、逆に燃え尽き症候群っていうか、クラッシュしたくなっちゃうから…   
↑不幸な女の象徴?


※あなたの将来が不安です。どこを目指してるの?という鬼マネからのメールに少々ハッとした私ですが。笑


だはは、いいのよ、こんくらいが!!


私は私の今の生活に満足してる。

責任もなくただ旅行してるだけ。
だけど、私にとっては必要なことなの。


と、インドで悟りを開いてる(と信じたい私)


しかし、ヨガができないなら、リシケシにいるのもなんだしなぁ。
(一週間はヨガ禁止令…ちーん)

リシケシは本当にのんびりした場所で、とくに私の滞在していた少し丘の上は本当に静かで居心地の良い場所。
クリスマス、年末年始をここで迎えるのもいいけれど、限られたビザの日数もあるので、少しのんびりしたら移動しようかな。

と、次の行き先を考える。


それに、旅中はさくさくっ!と移動するのが私の好きなやり方。

ぐいぐい行くのが楽しい!

インドで行きたいリストを作ってあるので、その場所を地図で探し、ルートを決める。

行きたいところはいっぱいあるけれど、決められた時間の中で広いインドを旅するのは結構大変。
(移動時間を最小限にするには、飛行機でぴゅんぴゅん行くのがいいけれど、予算がかさむっ!電車とバスがいいねっ!)

バスはその日に行って空席に乗り込めばいいけれど、インドの電車は独自の予約システムがあって、ややこしい。

ネットで購入できるはずが、最後の支払いのページにいって、クレジットカードの詳細を入力してもエラーになる確率が高いのであります。

インド人の旅行会社の人に聞いたところ、海外旅行者が自分でチケットを取ってしまうと、旅行代理店のもうけが少なくなるので、インターナショナルクレジットカード(発給国がインド以外)は使えないようになってるらしい。

英語で検索しても、同じような経験をしている人が多数いて、中には7時間近くサイトで予約をしようと格闘したが無理だったって人の経験談もあったよ。

(最初から海外旅行者はダメって言えばいいのに!!って思うけど、そうするとまた”差別だ!”って裁判起こす人とかいるから、公に書けないんだろうなぁって感じたり)





確かに、旅行者が自分で何もかも出来てしまったら、代理店の必要がなくなるよね。
代理店がなくなる=失業者が増える。
それはとても大きな問題だから、海外旅行者のカード問題のようなことが起きるんだろうね。


人口が多いインドで仕事を見つけるのは大変だと思う。
だから、ひとつの職種にも細かく色々区切られてる。

例えば、私が旅行しながら見たところでは、郵便局。

切手を売る人と、切手を張ったポストカードを受け取る人が分かれてる場所があった。

日本だったらそのまま出せるけれど、インドはそうじゃない。

荷物を送るにしても、独自の梱包が必要で(白い布を荷物に巻き、糸で縫い合わせて、宛先を書く)それは郵便局員がするのではなく、外にいるインド人たちが行う(もしくは局内にいるスタッフ)


それからレストラン。

通常、食事が済み、会計をし、釣り銭があればウェイターが持ってくる。
日本でもオーストラリアでも同じ。

でも、ここインドでは違うのであーる!

ウェイターと会計の人は別。
ウェイターはお金を受け取ることは出来るが、おつりの用意はカウンターに座る他の人が担当する。
(カウンターに座るのはほぼ男性で、身なりがそこそこ良い)



日本や他の国では必要のない仕事も、人が多いインドにとっては重要。


ということで、コミッション(手数料)を支払ってチケットを買うのは仕方ないんだよね。

※ただし、悪徳な旅行会社も存在するので、自分の目で見極めること。
穏やかで人のいい日本人は騙しやすい!と外国の人たちに思われてるので、標的にされやすいので注意をすること。



インドに来てもうすぐ1ヶ月。

コルカタで調子悪くして、リシケシでも下痢して、なんか一ヶ月があっという間に感じる!
時間が早く感じることがほとんどないから、珍しい経験。

だけどね、とても多くのことを感じてる。


ずっと来たかったインド。

リゾートでもなく、自分が見て来た場所でダントツで汚くて、体調も壊すし、なんやねん(突然の関西弁)だけど、私はインドが好き。

インドって自分自身を見つめることが出来る国だって思う。


とにかく人が多いから(現地人、旅行者含め)いろんな人を見る。


ヨガが大好きで、毎年リシケシに来るナチュラル思考の人や、インドの自然や文化に魅了された人、ヒンドゥー教徒になった人、激寒いガンガーで沐浴しながら祈りを捧げる人、おいら、ヒッピーですよって感じで何言ってるか分からずに、一日中ラリッてる人とかも見る。


※インドでドラッグは違法。違法行為をすれば裁かれるのが当然のこと。
インドでは過去、日本人のドラッグ問題が多くあり、何事も経験だ!って軽い気持ちでドラッグをし、精神異常を起こしてしまった人などもいる。

オマエに言われたくねーって感じる人もたくさんいると思うけれど、今の私の意見を生意気にひとつ。

最後に物事を決断するのは自分自身だけれど、自分を産んでくれた両親や兄弟、自分を大事に想う人のことを考えて欲しい。ラリってるときや、好奇心が旺盛なときって、そんなこと考えられないかもしれないけれど、簡単に考えてたことが自分の人生を壊すことになる。

と、生意気に言ってみましたが、これは弱い私自身にも未だに言い聞かせてる言葉。



インド。

インドに純粋にハマって、移住をした人たちにも会うけれど、私の場合はインドに住みたいとかではなく、インドは自分の大切なものを改めて教えてくれる、深いところで物事を考えるようになる場所。


と、なんだか深いことを言ってみましたが、すべては下痢の最中にいろんなことを考えたわけで…


となると、下痢になるのもよかったってことだなっ!

サンキュー、インドの洗礼!!

だはは!


ということで、また下痢の話でごめんね。笑  


次は下痢はなしで、リシケシから次の場所ダラムサラに移動したときの話を書くね。





リシケシ写真




アジア!  


アジア!  


アジア!  

A Happy New Year 2012

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砂漠と魔法の街、ジャイサメール、インドから、あけましておめでとうございます!

2011年ありがとう!

みんなにとって2012年が素敵な年でありますように(*^_^*)


年末年始はインドとパキスタンの国境付近の砂漠の真ん中で過ごしたときの画像\(^o^)/

photo:01


ネットが使えないので、また移動したらブログします♪

それまで待っててねー!!


iPhoneからの投稿

インドからやっほー!

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みなさん、元気ですかー!!??

私はヒマラヤ山脈の麓から、パキスタンとの国境付近の砂漠、バスで1700km移動してみたり…

なかなかネットが使えない環境でブログができませんでした。

久々にネットが使える環境に戻ってきて、やっとふぅってなってる。

コメントも見てます。

旅しながら元気もらってるよ!ありがとうーーーーーーーー!!


今現在はゴアの下にある小さな街にいます。

最近、なんだか、自分でも”遠い”場所に来てる気がしてる。




オーストラリアを離れて3ヶ月。

シンガポール、マレーシア、タイ、インドと旅して、いろんな世界を見てる。

いろんな人に出会い、いろんな人生のありかたを学んでる。

インド、すごくいい。

ハッピーハッピーで浮かれポンチバカンスとはほど遠いけど、心に染みる時間を過ごしてる。

インドはとてもたくさんの顔を持っていて、移動するたびに違う国に気分になる。


ブログも更新できない間に書き貯めていたので、また随時アップしていくね!!


アップする予定のブログは…

☆リシケシで思い出すオーストラリアのシンプルライフ
生きるのに何が必要?不安になるよりわくわくする未来!自分の生き方。

☆リシケシからダラムサラへローカルバスで移動
13時間の移動はまるでジェットコースターに乗り続けてるみたいで、生きてるのが不思議(笑)!

☆ダラムサラ マクロードガンジ バクス
ダライラマ法王とチベット難民の人々が暮らす地域で見て感じたチベットのこと。

アジア!  


☆ジョードプール
インド旅行1ヶ月にして二度と泊まりたくないゲストハウスに滞在!

☆ジャイサメール
パキスタンとの国境近くにある砂漠の真ん中でラクダと野宿して年越し!

☆アフマダバード プネ
マクドナルドにショッピングセンター!!普通のことがミラクルなインド。都市ってすげぇ!

☆ゴカルナ
ヒマラヤと砂漠から一転!!真夏の海!生涯旅人の行く末?



と、なっております!

ほとんど書き終えたから、またネットが繋がるときに一気にアップしていくね☆


それでは、みんなも新しい一週間を楽しんでね!!


LOVE from India xxx


アジア!  




Haridwar to Dharamsala 恐怖のバス体験!!

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落合イケイケトラベル!



“もしも、あなたがジェットコースターが好きならば、インドのローカルバス、ハリドワールからダラムサラ行きをオススメ!
スリリングなドライビングと、ファンタスティックな快感+宇宙人の声が聞けちゃいます!!
今なら360ルピーで13時間も体験できちゃうよ!
興味がある方、ぜひ今回のブログを読んでみて!“




リシケシからハリドワールへオット(リキシャ)で約1時間の移動。
25ルピー。
そこからローカルバスに乗り、ダラムサラへ行くことに。


リシケシからダラムサラまで直通のプライベートバスも出ていたのだけれど、900ルピーと高額。
(ハリドワールからダラムサラまでは340ルピー)

ということで、ローカルバス初体験!!
乗り込む前からすぐに分かった。
バスぼろぼろである。

大丈夫か!?
動くのか!?

乗り込んでみると、さらにそのぼろぼろさが分かる。
タイのチェンマイからマエホンソン行きのローカルバスを思い出す。
でも、インドのバスは窓がついてるから、まだマシかな。
(今なら笑えるけれど、チェンマイ→マエホンソンのローカルバスは人生の中でワースト3に入る移動手段のひとつ)

さらに床を見ると、落花生のカラとゴミだらけ!!
みんな落花生食べるのはいいけど、カラを床にまき散らしてるし。
インドのバス、汚ねーーー!!

風が中に入り込んで、ゴミが舞わないことを祈る!!

そして、まわりを見て、少々不安に。

みんな毛布を持参してる!!
しかも家で使う大きなやつ!

本気だぜ!!

バスが激寒いことを予想してたけど、毛布なんて持ってなく、ハリドワールで購入したストールと、シルクシーツ、もっていた服だけを車内に持ち込んでた私と相棒。

相棒とお互い顔を見合わせて

”…………”

ちーんなムード。


しかし、時すでに遅しで、バス出発。
出発して5分。


その尋常じゃない揺れに笑えてくる。
バスがどうこうじゃなくて、インドの道路、舗装されてねーのでげす。

ガタガタガガガガガガガー。
ガガガガイガー!!

って感じ。  ←どんな感じ?

静かに座るの不可能。
常にお尻がジャンピング!

ちょっと待て!
ダラムサラまでの所要時間は?と運転手さんに聞くとなんと13時間。


げぇええええええええええ!!

これは寝るしかねー!
と、必死に眠ろうとするが、窓がパカパカ開くので、冷風がビュービュー顔面に当たって激寒い!!

しかも、予想通り、ゴミが舞う!!

きゃーーーーー!

窓閉めるぜ!
でも壊れてやがるぜ!!

相棒は窓にティッシュをはさんで必死に窓を動かないように作業してみるが、すぐにパカーって開く。
もはや何もできず、無理!!

インド人たちも木の棒などを突っ込むが、何度やっても、何してもパカーって開いちゃうのである。

しかも、外の排気ガスやらがガンガン入ってくるので、むせる!!

ごほごほごほー!!

これは…

耐えるしかない!!

悟った私は持っていた服をすべて着込み、ショールでぐるぐると首と頭を巻き、ミイラ状態になる。

“お尻が痛くて眠れない…”

と隣で相棒がつぶやいているが、ミイラ落合、話せず。

むしろ、揺れすぎてて、話そうとするとナチュラルに、のどぼとけチョップしながら“ワレワレハ”って話す宇宙人をまねしてるみたいな感じになる。

ガガガガガガガがガー。

4時間経っても状況変わらず。
むしろ、北上してるので、どんどん寒くなっていくのである。

ぎゃーーーーーー凍死する!!
ぷるぷるぷる。
震え止まらず。

いつも爆睡な私もさすがに眠れない!
インドローカルバス、ごいすーである。

さらに、事件。
途中の休憩ポイントでトイレから戻ってきた相棒の顔色が悪い。

“どうしよう…下痢かも”

げえええええええええええええ!?今!?
この地獄のバスに乗車中に!?
それはキッツイ!!

インドの下痢、家にいてもつらいのに、インドのローカルバスで下痢って…

こんなにお尻を刺激する乗り物はない。


やばいぞ、相棒。

とにかく、下痢止めを飲んで静かに下痢を見守る作戦に。


ガガガガガガーーーガガガガイガー!!

“うう…ぅぅぅ”

と、相棒がつらそう。

ここはマインドリフレッシュ作戦だ!
下痢のことを忘れる楽しい話をしよう!

相棒の好きな食べ物をお題にして話してクイズをすることに。

“さて、問題です。味噌の原材料はなんでしょう?”

と突然の質問にも慣れてる相棒は、上半身を傾けたまま

“……み…そ”

と正解!

“さて、問題です。海苔の原材料はなんでしょう?”

“……わ…かめ?”

“ブッブッー。違います。シーウィードです。あ、でも、ワカメもシーウィードだから正解なのかな?分からないので、正解!”


相変わらず声は“ワレワレハ”だけど、クイズを楽しむ私。

何問か終了したあとに、相棒すかさず

“…クイズしてくれるのは楽しいけれど話題変えて…食べ物の話だと胃が刺激されて、トイレ行きたくなる”


“ぎゃーーーーー!ごめんごめん”

空気読めなかった!!
そうだ。
相棒は下痢なんだ。


ええっと…話題変えて…

“さて、問題です。キリンは一日何時間眠るでしょう?”

と動物ネタ。

と、こんな感じで10時間ほど過ごすことに。
(その間、クイズは1時間くらいで、他、ほぼ無言。バス揺れすぎてて話せず。笑)
途中、山道をバスが走るときは落ちるかとヒヤヒヤ。
(ダラムサラは標高1500mの場所にある)


結局、乗車から10時間経過、疲れ果てて最後の3時間で眠りにつき、そこから運転手さんに起こされるまで記憶なし!

起きるとバスには誰もいないという始末。 ←熟睡してやがる。

無事にダラムサラに到着したのは朝の4時だった。
ぎゃーーーーー寒い!!

もう二度と乗りたくないけど、思い出すと笑っちゃうような、また乗りたくなっちゃうような!?
もしかして病み付きになっちゃう!?


と、今回のブログを読んでこのバスに興味を持った方がいましたら、ぜひハリドワールのバスステーションへ。
”ダラムサラまで”
と言えば、このバスに乗れます!!

インドのローカル長距離バス=ごいすー!


ということで、インドのバス体験でした。笑


バス発車前の浮かれポンチ落合。
このときは、このバスのすごさをまだ知らなかった…。

アジア!  


ダラムサラバスターミナルにて、私の乗ったバスと似てるバスを発見したのでパチリ!
(実際に乗ったバスはこれよりボロい…)
こんな感じのバスで13時間山道を走りました!

アジア!  



追伸

リシケシ、ハリドワールでキレイな空気を吸い、真っ黒だった鼻くそも美しくなったのに、バスに乗ってダラムサラに着いて確認したら、また真っ黒になっていました。

ローカルバス、すごい威力!!

七回転んで八回起きる!

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リシケシには10日間滞在した。
ヨガの聖地に来たのに、ほとんどがインドの洗礼(下痢)で療養だったけど(笑)

だけど、リシケシで下痢になってよかったわ。
(ならない方がいいんどけどねっ)
オフシーズンだから、人がいなくて静かで自然も多くて、何より泊まっていたコテージもキレイで居心地が良くて病にふせてる私は助かった。

スタッフの人たちも親切で、具合が悪い私に気付いて毛布を持ってきてくれたりした。
料金も安くて嬉しかったけれど、(オフシーズン料金だったので、ホットシャワー付きで一人100ルピー!!)なにより、スタッフの人がとてもよくて、それが一番嬉しかった。

やっぱり人なんだね。


リシケシ、特にコテージの近くの山の中が大好きだった。

たくさんの人と会って、話したのもリシケシ。

いろんな人生を歩んで、みなそれぞれ必死に生きて、ふぅってリラックスしにリシケシに来てる人が多い気がした。


落ち着くにはまだまだな私だけれど、自分の行き先を考えてる私にとっては、学べる土地。


リシケシで聞いた中で印象的だった言葉がある。


“インドではね、食べ物が食べられれば、そんなにお金は必要ないの。
シンプルな暮らしができて、逆に楽なのよ”

ふっと、オーストラリアを思い出した。

ワーホリ中、私が学んだことは本当にたくさん。

インドに来てから、ワーホリでの生活、オーストラリアのこと、すごく思い出す。

そのひとつに、お金に対する価値観。
オーガニックファームで、オージーの家族と暮らし、“お金”ということに対しての考え方が変わった。

都会にいると”買わなくちゃいけないもの”が多くてお金がたくさんいる。
でも、自然と一緒に暮らせる場所にはそう、お金は必要ない。


お金のことにリンクするので、前にコメントにもらった“未だに事務所からお給料をもらっているんですか?だから、将来が不安じゃないんですか?”質問の答えをここで。

事務所には所属してるけど、仕事はしていないから、お給料はもらえないよ。
もらえたらいいんだけど(笑)やはり世の中はそんなに甘くない(/TДT)/

オーストラリアに来てからはバイトして生活してたよ。
今の旅はオーストラリアで貯めたお金を使ってます。
無職なので、収入はありません。


事務所のマネージャーはモデル時代からずっとブログをしてて、何度も登場してる鬼マネさんなんで、レギュラーキャラとして今でも自然に登場してます。
怖くて有名だけど、実は本当はとっても優しいよ。笑

人生の先輩でもある彼女は自由人である私に対して、ハッキリと厳しいことを言う人。
海外に出て生活して、旅していて、で、あんた結局なんなわけ?と、ズバズバズバーとマシンガン撃ってくるような存在で、モデル時代、何度“丸顔!痩せろ”と言われたことか。 ←事実なんで反論しようがないんだけどね。笑

歳を重ねると、そうやって言ってくれる人もすごく少なくなるから(私のまわりには多いけど。笑)貴重な存在。


と、話が少しズレましたが…お金に関しての価値観は、自分の家族がいるとまた考え方が変わってくるだろうけれど、今の私は一人だから、最低限のお金と自分が好きなこと、わくわくできることがあれば、それでいい。
やりたいことに情熱かけて、時間かけて、とことんやれば、お金は後からついてくるって信じてる!

夢見る三十路もなかなかいいものだよ(。・ω・)ノ゙


将来が不安じゃないか?


全くないって言ったら、それは違うけれど、今はわくわくしてる方が多いよ。
何もないから、不安じゃないってのもある。
昔はお金もあって、仕事もあって、好きな物を好きなだけ買えたけど、それでも、家に戻ると、いつも不安だった。
ずっとモヤモヤしてて、人のことも自分のことも傷つけて、それでもそのモヤモヤの原因が分からなかった。

不安じゃなくなったのは、日本を出てからはいろんな人に会って、いろんな人生を見て、視野がもっと広がったからってこともある。
自分の無力感、無知だということを思い切り知ったからってこともある。

大きな空と山、海、満天の星を見てたら自分の小ささが身に染みた。
そしたら、私ってこんなに小さいんだ。
悩んでることなんて、小さいもんだなって、楽になった。





実は、オーストラリアを出る前、けっこうしんどかった。
就職するはずだった会社が、突然、ビザ出ません!
さらには働き始めて3ヶ月くらいから給料が出なくなっちゃって、えーーーなんじゃこりゃ!?みたいな。

今ならどんなじゃい!って笑えるけど、当時はどうしていいか分からなかった。

就職は、ワーホリで過ごして、将来を考えないといけない時期(日本に戻るのか、オーストラリアに残るのか、はたまた違う国へ行くのか)ちょうどその時期に話をもらって、決めたのだけど、そこの会社で働くこと、シドニーに引っ越しすること、どれもこれも自分にとっては大きな決断で、自分の人生を決めたつもりだった。

初めての就職だ!って嬉しくて、仕事に情熱を持てることもしあわせに感じたし、まわりにも公言して、心配してくれてる人たちも喜んでくれて、私もすごく嬉しかったの。
だけどもだけども、数ヶ月でちーんな結果に終わり、自分の問題なら努力して改善する余地があるだろうけれど、会社のお金の問題は私には解決できない。

やべーやべー、日本に帰国して報告もしたし、シドニーに居続ける意味ないけど、学生ビザある間はオーストラリアにいなくちゃいけないし…学生しながら、バイトして生活できるのか!?

など、色々とよぎることはありましたが、結局、会社を辞めることを選択するしかなく、まわりに報告すると、“やっと落ち着くと思ったのに、なんで辞めるんだ?”“そんな会社を選んだオマエが悪い!”“さすが、砂央里。つめが甘い!””モデルやってた奴は考えが甘いんだよ”の連発。 

全くその通りで、ただ頷くばかり。
(モデルやってた奴は…のくだりは、私だけであって、他の人は甘くないと思うので反論)


でも、しょうがないでしょ。全部勉強だぜーだはは!

って、日本ではこんな風になかなか言えない。
特に30歳近い私が言ったらヤバいでしょ。笑?

が、オーストラリアだと、まっ、他に何かあるでしょ!その会社で働くなって意味だよ。いいことあるよ!ってまわりもスーパーポジティブ。
(ま、結局は他人事だからってのもあると思うけど。笑)
何歳になっても色々なことに挑戦している人がいて、三十路手前の私ですら、まだまだ若く感じる。

と、オーストラリアに住んだからこそ、開花することのできた自分らしさはすごくある。

何かすごく深刻な問題があっても、他に手段はあるし、今は投げ出して逃げ道を作ったっていいじゃない!世界の終わりじゃないんだからって、物事に対する視野は広がった。

会社はハチャメチャだったけど、恨んでも仕方ないし、前に進むしかない!
それに、やっぱり人生はバランスで、ひとつ失えば、ひとつ何か得るってことなんだよね。

それに、私、オーストラリア時代、なかなかハードなバイトを数々こなした経験があるので、最悪、仕事はどうにかなるだろうと変な自信がある。

それに悪いことあれば次、なんか良いことくるわ!
うーん、良いことがいつくるか分かんないから、自分で見つけに行こう!


ということで、今回の旅が始まりました。


自分の知らない世界に行って、いろいろなものを見ると、自分の視野や自分の思ってた“普通”に変化が起きる。

“ああ、私の見ていた普通って、普通じゃなかったんだ”

そうすると、不安だったことも小さく感じて、なんか平気になっちゃうんだよね。
1+1が2だけじゃなくて、他の数字になる可能性があることを学んで、答えは“はい”か“いいえ”だけじゃないって分かると楽しくなる。

と、答えまで長くなりましたが…
全く不安がないわけじゃないけど、不安でもないよ。
いろんな人生や生き方があるから、自分のやりたいことやって、とことん生きればいいって思う。

今はまとまりがなくても、点は線となって線はどこまでも続いて行く。


今、インドで見ていること、体験していることも私の人生に大きく影響を与えてくれてる。
また私の中に新しいものが芽生えるって感じてる。
インドに来てよかった!

人生は旅であり、旅は人生である!


相棒がクリスマスにくれた英語版アルケミスト。
著者パウロが冒頭ですごく素敵な言葉をたくさん残しているのでここに一文。



人生の秘密は七回転んで8回起きること。




さぁ、今日も泣いて、笑っていこー!





アジア!  

Dhramsala(ダラムサラ)Mcleod Ganji(マクロガンジ)Bhagsu(バクス)

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ダラムサラ
Dhramsala
(イケイケバス終着点。マーケットがありローカルの人が多くいる場所)

マクロガンジ
Mcleod Ganji
(ダライラマ法王とチベット難民の人々が暮らす場所。チベッド寺院もあり観光客で賑わってる)

バクス
Bhagsu
(ヒマラヤ山脈のふもと、滝やシヴァ寺院がある場所でインド人観光客が多い)


ダラムサラからマクロガンジまでは歩いて15分くらい。
マクロガンジ→ダラムサラはバス、ジープ(ともに10ルピー)リキシャかタクシーで移動。



ハリドワールから激寒い&まるでファンタスティックなジェットコースターに13時間乗り続けているような旅をし、やっと到着したダラムサラ。


早朝の5時に着いたため、あたりは真っ暗。

何も見えない!!
寒い…  ←冬服持ってこないでインドに来ちゃった大バカやろう。
この状態で始発のバスまで1時間半、バス停に立ち尽くすのはきついなぁ…ってことで、タクシーに乗る事に。

細い山道を30分タクシーで走って到着したのは、バクスというマクロードガンジよりさらにあがった場所にあるゲストハウス。

宿泊料金は通常250ルピーらしいけど、オフシーズンであることと、3日以上滞在することを約束して一泊200ルピーにしてもらう。

一人100ルピーだぜっ!ホットシャワーも浴びれるし、スタッフも親切で嬉しい!

ひゃほーっとシャワーを浴びて、即、ベッドに倒れ込んで爆睡。
バスで疲れたみたい。笑

気付けば、窓からきれいな光が差し込んでいて、お昼になってた。
ダラムサラに到着したのは早朝のため、あたりはまだ暗く、景色を見てない私。
ベッドから起き上がって、裸足のまま、ドアを開けて部屋の外へ!



”わぁ”

私の目の前に広がるのは大きな山、山、山!
山の中にいる小さな自分。


”さぶっ!!”

嬉しくなって裸足で外に出てみたものの、外は寒く、床のタイルも冷たい。

標高1500m~1700mのバクス。

ヒマラヤ山脈がくっきり、はっきり目の前に見える!
なんて素晴らしい景色なの!!

バスの疲れはどこへやら?

私はゲストハウスのまわりを探索開始!

人も少なく、騒音もない、まるでインドじゃないような場所。
キレイな空気を吸ってウキウキ。


滞在中、毎日歩いた山道。

アジア!  


チベットの旗がいっぱい。
色とりどりでキレイ。
ヒッピー村に住んでるとき、シェアハウスにチベットの国旗が飾ってあったことを思い出した。

アジア!  



やっほーーーーー!!

山がキレイ!
空気がキレイ!
空が澄んでる!

嬉しいぜよーーーーーーーーーーーーーーー!


ででーん!と広がるヒマラヤ山脈!
てっぺんには雪が見える!!

アジア!  


牛もででーーーーーーーーーん!

アジア!  



ちょっと小腹が空いたなぁと、食べ物探し!
すると、バクスからマクロガンジへ山道をおりる途中にある、モモの屋台を発見!
モモ初体験!

モモ4つで10ルピー(蒸しモモか揚げモモが選べるよ!)

※モモはチベットの料理で、外見は餃子にそっくり!!
インドでは基本的にベジタリアンモモが多いです。
(モモはコルカタでも人気で、多くの人が食べてた!)

山に囲まれて食べるモモは最高に美味しくて、滞在期間中、毎日ここのモモ屋台に通うことになる。
(屋台のおばちゃんと仲良くなり、サービスしてもらうようになって、一日3回は食べてた!)


アジア!  




ダラムサラ マクロガンジ バクス



デリーやムンバイ、バラナシ、アグラでもなく、ここが、インドで一番行きたかった場所。
ずっとずっと夢見てた場所。

きっかけは一冊の本。
数年前にダライラマ法王の自伝を読んでから、法王とチベットの人々のことが忘れられなくなった。

(ダライラマ法王の自伝について当時連載していた小学館のウェブサイトにブックレビューとして掲載されています。興味があれば読んでみてください。ブックレビュー

オーストラリアに住んでいるとき、チベットから亡命した人々が、今チベットで何が起きているのかと街中で写真をかかげ、デモをおこなっていたのを見たことがある。
その写真の中に写る人々は悲惨で惨い状態で、実際にこの世の中で起きてることなのに、あまりにも酷すぎて、まるでこの世のものじゃないように感じた。

日本にいるときは、あまり耳に入らなかったチベットの人々の暮らし、状況。

ダライラマ法王の本を読んだあと、オーストラリアで暮らしてからとチベットのことが日本にいるときよりも身近に感じるようになって、実際に法王とチベットから亡命した人々が暮らす、ダラムサラにずっと来てみたかった。


モモを食べて足早に坂を降りる。
目指すはダライラマ法王公邸とチベット寺院。


寺院に到着するまで胸がどきどきした。

インド 質問・返答 平等・差別 天国・地獄

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インドを旅してる間に感じたことを思うがままに書いたブログ。







質問と返答







インド人は突っ込みがすごいと思う。


ボケと突っ込みじゃなくて、人に対する距離感。


距離感、ほぼない。





バスや電車で移動をしているとローカルの人と触れ合う…どころか密に接することができる。


必ずと言っていいほど、インド人たち(子供も大人も)は質問をしてくる。






一番多い質問は”どこの国から来たの?”




”日本だよ”そう伝えると




”わぁお!ジャパニー!!”




インド人たちはたまに私たち日本人を”ジャパニー”と呼ぶ。



※日本に対するイメージはとてもよく、とても知識の高い、スマートな人種というイメージらしい。

”日本人だよ”と言うと、やたら

”インテリジェントだ!”

と誉めてもらえるので、いやだぁ、私ってインテリ?と、嬉しくなる。  ←勘違い。




”なんでインドを旅してるの?”


これ、国籍と同じ割合で聞かれる質問。


”ずっと来たかったの!”


そう言うと


”なんでずっと来たかったの?”


”ええ!?そこからまた質問!?”



これ、インドで普通(笑)


とにかく突っ込む。


子供特有の


”なんでー?なんでー?”


の連発と同じ。





他の国だったら


”そうなんだ!旅、楽しんでね!”


そう終わるハズが、グイグイ質問してくる。





”旅の資金はどうしてるの?”


”日本での職業はなに?”


”最終学歴は?”






うるせーーー!

お前に関係ねーーーーだろーーーー!!



と、他の場所なら答えたくなる質問も多い。


インド人がレポーターになったら最強だと思う。






だけど、質問をされることで考えさせられることも多い。


普段、人に聞かれないことを聞かれるってことは、普段考えないことを考えるということ。


自分と向き合うのにとてもいい刺激になる。





シャムリー家族とコルカタで過ごしたときも同じだった。


ひとつのテーブルで家族みーんなが集まって、深い話しをする。


数日前に出逢ったばかりなのに、こんなことまで話してる!


自分でも驚くほど、みんなでたくさんの話をする。


そして、話しをし終わった頃、自分の心がなんだか軽くなった気がして、そこに居た人たちとの距離感も近くなる。





当たり前の存在である家族、親友だからこそ、話すこと、伝えることに時間をかける。


インドを旅している間、何度も家族と親友のことを想う出来ごとが多い。


インドでは大切なことに改めて気付くことが多い。








平等と差別



彼等に質問をするのもとても勉強になる。


年末年始を、砂漠の街ジャイサメールで過ごしたとき、インド人のイスラム教徒に出逢った。


彼は日本の岩手に住んだことがあって、日本が大好きで、岩手の人が大好きだと言ってた。


そこから話しを色々としたのだけど、話している間に話題は”喫煙”のことになった。



”タバコ吸わないのか?”まわりが喫煙者が多かったのに対し、私がタバコを吸わないのを不思議に思い聞いてきた。


”吸わないよ”


”日本人なのに、珍しい。日本人はタバコをよく吸うのに”


とガハガハ笑う。


”昔は吸ってたけど、辞めたの”


”それはいいことだ!俺は一日60本もタバコを吸うヘビースモーカーだったけれど、先週タバコを辞めたんだ。とあることが原因で”


そう意味深に言う彼に何も聞きかいさず、”ふーん”じっと見てると


”なにが原因!?って聞かないんかい!ノー興味かい!”  ←実際は関西弁ではない。英語。


と突っ込まれるので


”おおっ!!(そうだ。ここインドだ。突っ込まなくちゃ!!)で、何が原因?”


と質問する私。


彼は嬉しそうになぜ、禁煙したのか話し始めた。


”先日、砂漠をジープで移動している最中、タバコが切れたから商店に立ちよってタバコを買ったんだ。すると、物乞いがタバコを恵んでくれと言ってきたので、俺は聞いたんだ。


お前どこのカーストに位置してるんだ?


そしたら、そいつ、なんとイスラム教徒だったんだよ!今はイスラム教徒も物乞いする時代なのか!!と悲しくなって、タバコを辞めた。タバコを辞めれば、イスラム教徒の物乞いに会うことはないから”



日本では”物乞い””カースト””イスラム教徒”は使わない言葉であり、耳にしない言葉じゃないだろうか。



”やっぱりカースト制度は今も存在するの?”


”もちろん!カーストが存在しないって言う奴はカーストが上の奴らさ。下の奴ら、特に地方は根強く残ってる”




カースト制度の話をしたのはこれで2回目だった。


一度目はシャムリーのお家で、一緒に居たアメリカ人女性が息子のアントリンに、インドではまだカースト制度は存在するのか?


そう尋ねたのが始まり。


今でも覚えてる。


アントリンは少し嫌な顔をして”カーストはもうないよ”そう答えた。


アメリカ人女性はさらに突っ込んだ質問をしようとすると、アントリンはこう言った。


”カーストはインドだけじゃないよ。例えば…日本でもすごく昔はカースト制度があったよね、さおり?”


突然投げられて私は驚いたけれど”とてもとても昔に”そう答えた。





インドに来てから




”平等””人間の命の大きさ”について考えさせられることが多い。



”人間は平等”だって教育を受けていた幼少時代、いつも違和感があった。



先生の言う”平等”が本当ならば、なぜ貧富の差が存在し、差別があるんだろう。



海外に暮らし、自分が外国人になって差別を経験するとよりその気持ちが強くなる。



実際は平等なんかじゃない。



けど、平等じゃないけど、ガッツでいけば、夢は叶う。



差別も同じ。



差別をするということは自分の視野の狭さを大っぴらにしてるだけのこと。





昔、白人の男性に日本人であることで、差別され、ヒドいことを言われたときがあったんだけど、私はなぜゆえに


そこまで”日本人だから”ということで人を嫌いになるんだろう?と考えた。




ああっ!



この人、きっと日本人女性(もしくは男性)にフラれた経験があって、いじけてるから、こんな態度なんだ。



と、勝手に解釈をし、同情した。



さらに、妄想族である私の妄想は加速し…



きっとフラれた原因はセックスが下手だったからだ!きっとこの人、自信満々だったけど、ダメだったんだ!



そうとしか考えられない!



じゃなければ、こんなに差別しないだろう!!



↑妄想し過ぎ。しかし、可能性アリ!







妄想する私も痛い人間だが、差別をする人は、かわいそうな人間だ。







天国と地獄





”日本のようなキレイな国で生まれ育ったあなたにとってインドは地獄(カオス)のような国でしょう?”


駅の待合室で話しかけてきたインド人のおじさんがそう聞いてきた。



私は考えた。


地獄(カオス)って何だろう?




確かに、インドは汚い。


ビーサンで歩いたら、足真っ黒&うんこまみれ。


道で野グソしている人やタンをはく人に遭遇するのは日常茶飯事。


ゲストハウスがくさい、お湯が出ない、停電になる。


日本ではノイローゼになりそうなことも、インドでは普通のこと。



特に私のような低予算旅行者にとっては、バカンスとは程遠い、修行!?みたいなインド旅行。



だけど、これ地獄(カオス)なんだろうか?




確かに、牛のうんこが初めて付着したとき、叫んだ。



けれど、考えた。



この牛のうんこは家や窯を作る貴重な原材料であり、使い道もたくさんある。



フン踏むのも悪くないな…(-_☆)キラン!






キレイな家に住んで、快適な暮らしをしているように見えても、精神的に不安定な人も存在する。



誰にも見せられなくて、悩んで、人生が楽しくない人もいる。



世の中で”成功者”と呼ばれる人を見てきたけれど、実はとても悲しい毎日を過ごしている人も多かった。



結局、どこにいても、どんな状況でも自分次第で”カオス”になる。


人が求めるしあわせの形は人それぞれ違うんだ。







私が彼に伝えた答えは


”ノー!カオスなんかじゃ全然ないよ!楽しい!”




今のところインドは私にとってカオスではなく、すごく刺激的で、定住はしたくないけど、また訪れたい場所。


ずっと来たくて、来てよかったって心から思う国。










インドを旅している間に、インド人と交流してみるのもいい経験。



もちろん、もしもあなたがインドを旅していて、答えたくないことを聞かれたら

”ノー!答えたくない”



そう伝えればいい。









あなたは自由なのだから。





アジア!  





私の旅に必要なモノ!

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こんばんは。


前回のブログで”カオス”について”地獄”と表現したところ、数人の方々から指摘があり…


訳、間違ってて…ごめんなさい!!!


正しくは…


カオス(Chaos)

もともとギリシア神話に出てくる神で、混沌のことをいう。

また、物理学などでは「初期条件によって以後の運動が一意に定まる系においても、初期条件のわずかな差が長時間後に大きな違いを生じ、実際上結果が予測できない現象」(広辞苑第五版)



という、難しくて、私が使うには恐れ多い言葉でした…。


実は”カオス”って言葉をインド人のおじさんに初めて聞いたときも、カオスの意味を知らず


”カオスって何?”と聞いたら”天国の反対みいたいな場所”と教えてもらったので、単純な私は


”天国=……地獄かぁ!!”とそのままブログしてしまいました。


さらに、牛のフンを踏んだときも


”カオスーーーーーー!”


と、意味不明に叫びました。


インド人もビックリしたはず。


ちーん。


人生勉強!



ということで、カオスは地獄という意味ではないので、ご注意くださいませ! ←私がね!





この件だけではなく、自分の英語力の低下を感じて、勉強せねば!とインドで痛感。


旅していると、簡単な英語しか使わないので、英語を忘れる忘れる!!


特にスペル。


やばいいいいいいいいいいいいいぃぃいいいいいいーー!




旅が終わったら、自分を勉強する環境に置きたいな。


指摘してくださったみなさん、ありがとうございました。


今後も私がアホな訳をしたら、突っ込んでやってください。

よろしくお願いします。







さてさて。


ダラムサラの話からまたズレますが、今回は私の旅に必要なモノをブログします。



実際に洋服意外に私が旅で持ち歩いていたモノたちを紹介します。







アジア!  



大きな画像

時計まわりに…




左上


保険会社のポケットガイドやクレジットカード、トラベルカード、トラベラーズチェックが入ったクラッチバッグ。

大切なものはすべてここに保管。

家族との写真も入っています。



右上


ビデオ、デジカメ、iphone、インドのプリペイドインターネットのUSBスティック。

本当はもっと高画質なカメラが欲しかったんだけど、今回はこれのみ。

次はお金貯めて、良いカメラが欲しいな♪



右下

クリスマスに旅の相棒がくれた”アルケミスト”英語版。

大好きな物語り。英語の勉強に移動中に読んでます。

旅の途中に泊まったゲストハウスのオーナーがくれたインド版地球の歩き方(半分)

ガイドブックを普段持たないで旅しちゃう私ですが、今回、地球の歩き方のすごさを知りました!



小さな画像

時計回りに…



左上


携帯フョークとインドのお湯沸かし電気スティック。

激寒い北インドではお湯沸かしスティックは神様のような存在でした!


右上

針金とフック付きロープ。

ゲストハウスで洗濯物を干すときや、寝台列車で物をひっかけるとき、かなり役立つアイテム!


右下


タイで購入したウエストポーチ。

パスポートやトラベラーズチェック、現金はこの中に入れて、肌身離さず付けてました。


左下


オーストラリアで購入したシルクの携帯シーツ。

虫やダニから身体をまもってくれるし、寝台列車で眠るのに大活躍しました。

寝袋は大きいけれど、これはすごく小さくなるので持ち運びに便利♪




アジア!  


上段左


インドで購入したヘアオイル、トリートメント、シャンプー。

旅してる間にシャンプーなどを持ち歩くのは重いので、現地で小さなサイズを購入して使ってます。

ちなみに、ジャスミンのヘアオイルはすごくいい香りで、髪がつるつるするのでハマりました。


上段中


オーストラリアのヒッピー村で購入した大好きなオーガニックアロマオイル、化粧水、クリーム、タイで購入した日焼け止め、インドで購入したボディクリーム。

旅中はノーメイクだけど、日焼け止めは塗ってました。

美容大国のひとつであるタイには、安くて肌に優しいコスメも多くて、インドへ来る前に日焼け止めを買っておいで本当によかったなぁ。

ボディクリームは砂漠の土地に行ったときにあまりにもカサカサになったので購入。

化粧水は自作で東南アジアでは簡単に手に入るものを調合して作ってます。


上段右


タイで購入した虫よけクリーム、裁縫セット、オーストラリアで購入したオイル、麺棒、フェイスパック。

私にとって麺棒は必須アイテム!


中段左


すぐ乾くタオルとフェイスタオル!コンパクトで使い勝手がよくて役立ってます。

時折、ふかふかのタオルが恋しくなりますが(笑)旅中はこれで十分!


中段中


ポーチ。シャンプーや化粧水などを入れています。寝台列車に乗るとき、これをフックに引っかけておくと便利!


中段右


こちらはバックパックではなく、ショルダーバックに入れている、ミニポーチ。

リップクリーム、ウェットティッシュ、ペン、携帯用鏡。


下段右


インドで購入したコンセント式の虫よけ、洗濯パウダー。


下段中央


ジップロック。物をまとめるにも、液体漏れ防止にもジップロック活躍!


下段右


薬!



そして、チャクラ!

このぬいぐるみはチャクラの産みの親である橘先生に約5年前にいただきました。


”さおりちゃんを守ってくれるわよ”


いただいてから、海外に出てからもずっと一緒。


私はぬいぐるみタイプじゃないんだけど、チャクラは特別!


いつもバックパックにチャクラもいます。


アジア!  


これが洋服意外の私の荷物!


他のバックパッカーと比べると私の荷物は少ないほうかな。


洋服が少ないこと(冬服ないし・笑)必要なものは現地で調達しているからかな?


旅の最中に会った友人たちには


”荷物少なっ!!男か!”


って驚かれたけど、私には十分でした。



ちなみに、お金は現金、トラベラーズチェックとトラベルカード、クレジットカードでわけて持ち歩いていました。



バックパックで旅をするのに重要なことは、現地で買えるものは現地で調達!


いらないものはすぐ捨てる!かな。



以上、私のバックパックの中身(洋服以外)編でした!



ダラムサラとチベットについてのブログもUPするね!!!!



素敵な週末を!!


チベットの人々が暮らすマクロガンジ

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数年前にダライラマ法王の自伝と出逢い、ダライラマ法王とチベットについて知った。


それ以降、私の頭の本棚に”チベット”コーナーができた。



今のチベットではなく、インドにある”チベット”に行きたい!


コルカタでもずっとここに来ることをわくわくしていた。






マクロガンジ。

ダライラマ法王 公邸とチベット亡命政府がある場所。


コルカタから寝台列車に29時間乗って、バスで13時間。


ずっと来たかった場所、インドで一番行きたかった場所。



”行きたい場所にやっと到着する”って、言葉では表せないくらいドキドキする。


自分の人生を変える景色、出来ごとって、世界のどこかに存在して、ここは私にとってそんな場所だと感じていたから。






チベット寺院とダライラマ法王公邸へ向かう前に、チベット美術館に立ち寄る。


ここではチベットの歴史にかかわる資料などが展示されている。


小さな美術館ではドキュメンタリーの放映も行っていた。




アジア!  




チベットの人々は中国政府の支配によってずっと悲しい想いをしている。


チベット人への弾圧、独立阻止。


虐殺された人々の人数は120万人とも言われている。



美術館にも血のついたシャツなどが展示されてあったり、街中には暴行を受けたチベット僧侶の写真や、中国政府への抗議のため焼身自殺を行った僧侶の写真が貼られていた。


その姿はあまりにも痛々しく、生々しく、この時代に、この世界で起きてることとは思えなかった。


でも、これが現実。


チベット問題 は過去に起き、終わった問題ではなく、今、現在も解決されていない問題。




自分がずっと住んでいた家を追い出されて、途方にくれてる人がいる。


自分の信じる宗教を禁じられ、祈ることすらできない人がいる。


自分の言葉を使うことをやめさせられ、違う国の言葉を話すことを強要される。

自分の家族や友人、大切な人がいなくなる。


ここには書ききれない、悲しみの数々。




美術館に居る間、胸がずっと痛かった。


見たくなかった。


同じ人間として、同じ時代に生きているのに、こんなにも違う。




世界には自分のことを、大好きな人のことを大切にしたくても、できない人がいる。





悲しくて、目を開けてるのも、音を聞くのも嫌になった。



だけど、ちゃんと受け止めなくては。


私は権力者でもなく、お医者さんでもなく、チベットの人々にとって特別な力がある人間でもない。



だけど、だからこそ、生きてる限り、世界で起きてることを知って、ちゃんと向き合える人間でいたいと思った。



アジア!  





チベット美術館のあとはチベット寺院へ。



場所にもよるけれど、インドの街を歩くのは大変。


例えば、コルカタの街を2時間歩いたとしたら、汚い空気と人ごみと…もうハチャメチャになる。


だけど、マクロガンジを歩くのは、好きだった。


人もゆっくりしてて、大好きな空がすごく近くて、山に囲まれてて、安心する場所。


そして、神様を信じる人たちの優しいオーラがある場所。

アジア!  


チベット寺院の前の屋台。


ここではチベット餃子”MOMO”を売ってました。


MOMO大好き。


いつか、チベットが自由になったら、MOMOを食べにチベットに行きたいなぁ!


アジア!  


チベット寺院内。



寺院内には熱心にお祈りをする人々がたくさんいました。


仏教、ヒンドゥー教、イスラム教、スク教、キリスト教…どの宗教でも、神様を信じ、祈る姿はすごく美しいと思う。




チベット寺院を歩いていて、カラフルな美しい絵や彫刻を見て、破壊されてしまったチベット寺院の記事を思い出しました。


弾圧によってチベットの歴史的な建造物がたくさん破壊されてしまっていることは、祖国チベットを想う人々、チベット仏教を信仰する人々にとって言葉にできないほど辛いこと。


いつの日か、チベットを愛する全ての人が、チベットで自由にお祈りできますように。



アジア!  


消えてしまったパンチェン・ラマ11世。




アジア!  



世界中から集まった中国政府への抗議の声。

アジア!  

中国政府はチベットを苦しめている。

でも、だからといって全ての中国人がチベットへ対していじわるなわけではない。


すべての中国人がチベット弾圧に賛成しているわけではない。



中国人の友人がいて、一緒にダライラマ法王の話をしたことがあった。


彼はダライラマ法王の思想に強く共感していた。


”だけどね、中国に入る際、ダライラマ法王の本は持ち込めないんだよ”


そう残念そうに言った。


私が


”本すら持っていけないの!?”


そう言うと


”中国は規制が多いんだよ”


そう、友人が言った。





中国へは一度行ったことがある。


そのときは仕事だったこともあり、中国の観光政府の人もその場にいた。


”来てくれてありがとう!”


歓迎してくれた。


自分自身、何かに規制されることを感じたことはなかった。



だから、その事実を知ったとき、すごく驚いた。




自分が知らないことが世の中に溢れている。



チベット寺院でインド人観光客たちと話す機会があった。



”中国はひどい。中国人はひどい”


そう言っていた。


私は


”中国のすべての人が悪いわけじゃない”


そう言った。





実際に自分でダラムサラへ行っていて、色々な記事を目にすると


”中国側でダライラマ法王やチベットを支持する人もたくさん存在し、そのサポートに感謝する”


そういうものもあった。




例え、ひとつの国が残酷な行動をしたとしても、それは全ての国民の意志とは限らない。


だから、チベットに対することで、すべての中国人を批難するのは間違ってる。


国柄、文化などはあるけれど、国籍だけで、その人を評価するのは間違っていると私は思う。




ダラムサラ マクロガンジ バクスに滞在中、ずっとずっと考えた。


色々な想いが頭を巡った。


何度も涙がこぼれた。





もどかしい。





ここマクロガンジもそうだけれど、インドを旅してると自分の無力さをことごとく知る。


自分が何のために生きてきたのか考えさせられる。




人生にとって、何が大切なのか。


自分には何ができるのか。




インドはキレイゴトもすべて吹き飛ばして、人間の”底”が見える場所。


それは自分とも向き合わなくてはいけないという意味でもある。




ダラムサラ、ずっと来たかった場所。


私がここで実際に見て感じたことは、今後生きて行く中で忘れない。


また、絶対に訪れたい場所マクロガンジ。


次に来るときは、今よりもチベット問題が解決しているといいな。


チベットの人々にとって1日も早く安心して暮らせる日がやって来て欲しいと願って。





アジア!  

”テロが怖いんだ” in Dharamsala.

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ダラムサラではバクスのゲストハウスに滞在した。


ゲストハウスは一拍1人100ルピー(約153円)と安いのに、ホットシャワーもついてて、部屋もきれい!


さらに、オーナーとスタッフのみんなはとても親切で、夏服しか持ってこなかった私(無茶苦茶)に毛布を5枚も貸してくれた。




(インドを旅してると、バックパックで予算が少なくても、良いゲストハウスに巡り会えるから嬉しい!タイより全然安いよーーーー!(清潔さには欠けますが・笑)




ゲストハウスのオーナーと、ゆっくりお茶をする機会があった。


一階のレストランで食事をしているとき、オーナーが乱入してきたのだけど(笑)






”なぜ、インドに来たの?”




オーナーに聞かれた。




”私にとってインドは一番行きたかった場所だったの”




そこから、色々な話をした。


宗教の話、インドの話、パキスタン、アフガニスタンの話。



”アフガニスタンはとても美しい国なのに、今はあんなになってしまって、怖いよ。ここはパキスタンからもアフガニスタンからそう遠くない”


そうオーナーが言っていた。





ここよりよりさらに北に行くと、パキスタンと中国の国境とぶつかる。


アフガニスタンも近い。


そこはとてもとてもキレイな場所だけれど、危険な場所ともされていて、観光で訪れる場合は注意をすること、と外務所のサイトでも伝えられている。





”君は女性だから、アフガニスタンを1人で旅することはできないよ。アフガニスタンを始め、イスラム国家では未婚の女性が旅をするなんて考えられないことなんだ。車の運転も禁じられている。女性であると出来ないことが多いんだ”


”イスラム国家だけじゃない。ジプシーたちも独特の文化が存在し、女性の差別問題が多くある”



隣で相棒がオーナーに言った。




ある本を思い出した。


また改めてブログで紹介しますが、私の人生に大きなものを与えてくれた本。


世界中で起きてる女性への人身売買、名誉殺人、虐待、強姦などの問題を取り扱った本。



私の生きてる同じ世界で、こんなことが起きてるの?



想像を絶するひどい話の数々。


何度も本を閉じたくなったけれど、これは”作り話”ではなく、実際に起きている話なんだ、受け止めなくては、と読みつづけた本。



同じ女性であるのに、生まれた場所が違うだけで、こんなにも違うなんて。


その本に出逢ってから、生きることへ対しての気持ちもすごく変化した。





”女性問題だけじゃない。テロの問題もすごくある。パキスタン国境付近は安全とは決して言えないんだ。この付近の人々もテロを恐れている”


オーナーが話す言葉の内容は、日本にいたころ、使ったことのない言葉がたくさん含まれていた。


テロの恐怖におびえて暮らしたことなんて日本にいるころ、なかった。


想像もしたことがなかった。


それは実際にこの世界で起きてることだけれど、私にはテレビの中の出来事にしか考えられなかった。




でも数年前、それが”テレビの中だけじゃない”という気持ちに変わった。




旅行で訪れていた場所でテロにあった。


昼間、食事した場所が、その日の夜に爆破された。


爆発があったとき、私は隣のホテルに滞在していた。


生まれて初めて空気の振動を感じた。


今でも覚えてる。


あの、変な、慣れない空気の感覚。


テロでは日本人を含む、多くの人が犠牲となった。


自分のいる場所で、そんなことが起きるなんて想像もしたことがなかった。



テロ後は滞在していたホテルから一歩も出れず、まわりの状況が分からない状態が続いた。



ホテルの中には銃を持ったセキュリティであふれかえっていた。


爆破された場所を帰国のときに車の中から見たけれど、建物がボロボロに爆破されていた。


テロが起きる前、私が食事した場所とは思えなかった。


私が夜にこのレストランに来ていたら、死んでいたかもしれない。


そのときの出来事は今で強く残っていて、あのとき、初めて”テロ”の怖さを知った。


テレビの中で起きていると思っていた出来ごとは、私にとって身近なものとなった。



このときのテロで、死を身近に感じたことで、自分の中でなにかが変化したのも確かなこと。




オーストラリアに居た頃は、テロの恐怖を感じることなどなかったけれど、またインドに来てから、テロを身近に感じることが多くなった。


テロ防止のために色々なチェックがあったり、例えば、ネットカフェでもテロ対策のためにスカイプが禁止されている場所があったり。




インドでは、今でもテロが起こり、死ぬ必要のない人が死んでいる。



インドには危険な地域も多くある。



”インドへ行きたい!”そう初めて両親に伝えたとき、無鉄砲な私を心配した両親は


”インドへの1人旅は絶対にだめだ!”と猛反対。


それでも、どうしても行きたかった私は、タイで合流したオーストラリアの友人たちをインド旅行に誘って、インド旅行を一緒に計画した。


そのうちの中の1人が今の相棒。


相棒の両親もインドへの1人旅を禁止しており、一緒に旅する仲間がいることで了承。


ということで、私は念願だったインドに来ることができた。



私自身も実際にインドを旅して2カ月。


女性1人だったら、行けなかっただろうなという場所も多い。


誰かがいなかったら、こんなに移動できなかっただろうなぁって思う。


一緒に旅行できる相棒がいることに感謝。







旅をし、人と出逢い話すことによって、教科書にものってない、ニュースでも聞くことのできないことを知ることができる。



私が旅した場所で、安全だとは言えない場所もあったと思う。



だけど、こうやって、旅を続けるのは、オーナーと話したときのように”人の声”を聞くことができるから。


人生を変える景色に出逢えるから。



生きてる限り、私はずっと旅を続けていきたい。








ダラムサラ写真館




チベット寺院内。



アジア!  


日本語のチベット新聞。


アジア!  


ダラムサラにある靴屋さん。


アジア!  


インドの靴は美しい。


旅していて、胸が一番ドキドキしたアイテム。


アジア!  


ラジャスターン出身の職人さんが作る靴は見てるだけでしあわせ。

アジア!  


バクスからダラムサラまでのローカルバス。


山道をパワフルに走るバスはガタガタと豪快に揺れるけれど、簡単に街に行けて嬉しい!

アジア!  

北インドに移動してからは、商店でシナモンやしょうがを買ってスパイス紅茶を部屋で作ってました。


商店で売られてるスパイスを見るのが好き。

アジア!  


マクロガンジにある大好きな日本料理屋さんへ向かう道。

アジア!  


ここで出逢った日本食屋さん”ルンタ”は本当に美味しくて、毎日通いました。


日本の家庭料理が手軽な値段で食べられて、さらにはレストランからは美しい山が見れて…最高に嬉しかったなぁ♪


インド料理も好きだけど、やっぱり日本食はいいねっ!

かき揚げ丼、お好み焼き、お味噌汁。

アジア!  







ダラムサラを去ったあと、インドのニュースをチェックしていると、ダライラマ法王暗殺計画をたて、ダラムサラに侵入した人間を逮捕したと報道されていました。


私がダラムサラを去ってすぐのこと。


法王は無事であり、何事もなかったと知り安心しましたが、とても悲しくなりました。




テロをすることは平和から遠ざかること。



ダライラマ法王が安心して生活できるように、チベットの人々が自由を感じられるように、世界で起きてるテロがなくなりますように、改めて強く願った出来ごとでした。

日本!

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インドブログの途中ではありますが、日本に一時帰国しました!




日本、寒いね。




夏服だけで行っちゃった冬の北インドも寒いけど、日本寒いぃいいいい(涙)




しかし、どこもかしこもキレイだね。




インド後、シンガポールにも立ちよったのですが、すべてがキレイすぎて慣れないっ!




人がいっぱいいても静かで、話しかけられないし、突っ込まれないし…




なんか淋しいです。




後日、またブログしていきますが、結局、気付いたらインドに2カ月もいました。




本当はもっと滞在したかったなぁ。




もうすでにインドを恋しがってる自分もいたり。






だけど、やっぱり日本はいいねっ!




久々に家族や友達にも会えて、嬉しい時間を過ごしてます。




今回はどのくらい滞在するか不明(永久にいるかも!?旅するかも!?)




それも含めて、先のことを色々と考えたいと思っています。










































久々に友達と集合~~~!




大好きな友達が子供を産んだので、ずっと会いたくて会いたくて…会えて本当に嬉しかった!




友達が出産したときの話をしてくれたり、動画を見せてくれたのだけど、感激すぎてウルルル。




さらに、すでにハンサムで、おばさんドキドキしちゃったわ。




今からすでに彼女ができたことを想像して小姑状態(笑)




生まれてきてくれてありがとう!!






アジア!  








愛犬とも久々の再会。




私の声を聞いて、喜んで飛び上がる姿を見て泣きそうになっちゃった。




インドでホームシックになったから、家族や友達に会えて本当にしあわせ。



アジア!  












次からは引き続き、インドブログしてきまーす☆










さぁ、納豆たべまくるぞぉおおおぉおぉおおおお!!

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